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”子ども”であるあなたへ

2020年の調査によると
男性の平均寿命は　８１.６４歳
女性の平均寿命は　８７.７４歳

健康寿命は
男性の場合　７２.１４歳
女性の場合　７４.７９歳

平均寿命から健康寿命を引くと
男性　９.5年
女性　１２.９５年
約１０年〜１３年は認知症や介護、寝たきりになって可能性があります。

認知症になってしまうと、大事な契約もできないし、遺言書を作ることもできません。
延命措置やどんな人生を歩みたいのかを知ることもできませんし、週１回は美味しいケーキを食べたい！というささやかな想いすら叶えてあげられないかも知れません。

そして、遺言書やエンディングノートが無いと・・・

いざお葬式の時に、誰を呼べばいいのか、どんな葬式をあげればいいのかわからず、故人である親を満足した見送ることができないかも知れません。

次に起こる問題が相続手続きです。
遺言書がないと遺産をどう分けるか。相続人間で話し合わなければいけません。

兄弟姉妹間で仲が悪かったり、
音信不通の兄弟姉妹がいたり、
財産の分け方で揉め調停や裁判になるケースもあります。

その証拠に
令和３年度の家庭裁判所の司法統計資料によれば、調停や審判など裁判所で争いになった相続案件の件数・割合は、以下のとおりになっています

遺産の額
１,０００万円以下→２,２７９件（３２.８６％）
１,０００万円超から５,０００万円以下→３,０３７件（４３.７９％）
５,０００万円超から1億円以下→８６４件（１２.４６％）
１億円超から５億円以下→４９３件（７.１０％）
５億円超→２８件（０.４０％）

遺言書がないばかりにこれほど多くの争いが起こっています。
そして、紛争件数の74％が5000万円以下の遺産分割で揉めています。

うちは実家しか資産がないから大丈夫

なんてことにはなりません。